【楽天カードだけではない】2021年版!dカード GOLDのメリットで年会費の元は取れるのか?
2021年4月から楽天ゴールドカードのポイント制度が改悪されることにより、今後の年会費のポイント回収がほぼ困難になりました。
そのため、楽天ゴールドカードを持っていた方はノーマルカードかプレミアムカードに移行する動きが起こっています。
今回、dカードのゴールドカードである、dカード GOLDについても今後、年会費の元は果たして取れるのかを解説した記事になります。
えっ?、dカード GOLDって改悪したんだっけ?
dカード GOLDの制度そのものは変わっていません。
けど、今後、ドコモの利用料金プランがどんどん変わっていくじゃないですか。
あと、ステイホームのご時世にも関わらず、2021年5月1日にdデリバリーの注文受付が終了します。
ここまでの話で「あっ!」「何だと!?」と思われた方向けですw
- dカード GOLDを所有している方
- ドコモ経済圏を利用している方
結論:2021年版! dカード GOLDの年会費の元を取るたった2つの方法
今回の結論は下記です。
- 家族合わせてドコモ利用料(スマホ通信料+ドコモ光)が年間110,000円以上で11,000円分のdポイントをゲットする
- dカードの年間利用額が100万円以上でゲットできるdカード GOLD年間ご利用額特典にてd○○(ドコモ系サービス)もしくはメルカリを利用する
dデリバリーは2021年2月15日をもって年間ご利用特典のクーポン利用が終了します。
dデリバリーそのものも2021年5月1日をもって注文を終了し、6月末にサービスそのものが終了します。
いろいろ考えたのですが、この2パターンしかないのではないかと思います。
特に①の場合は、今まさに、今後の通信料金の全社引き下げに応じて「本当に年会費の元は取れるのか」を考えるべきタイミングに来ています。
Gカード GOLDのアピールポイントとして真っ先に挙がるのも①だよね。
dカード GOLDとして得られるメリットをおさらい
それではdカードのノーマルカードとGOLDの違いについておさらいします。
年会費:11,000円(税込)
- ドコモのケータイ/「ドコモ光」ご利用料金でdポイント1,000円につき10ポイント獲得(dカード単体で得られる1ポイントも含む)
- dカード GOLD年間利用額(税込)により特典クーポン獲得(年間100万円利用:11,000円相当、年間200万円利用:22,000円相当)
- dポイントスーパー還元プログラム1.0%還元(最大150P、要エントリー&ドコモ利用料金をdカードで支払い)
- 端末補償最大額アップ(1万円→10万円)
- 海外旅行保険、国内旅行保険、お買い物安心保険付帯
- dカードゴールドデスク利用、ラウンジの利用
ここで重要なのは、メリットが定量的に計算できるものそうでないかの区別です。
上記で定量的に計算できるものは①〜③の3つしかなく、他で年会費11,000円分もの魅力を感じるのであればdカード GOLDを契約すべきという結論で終わります。
お買い物安心保険はちょっと気になるところではありますが、ノーマルカードでもリボ払いや分割払いをしていると対象となります。
リボ払いや分割払いは高金利借金をしているものですが、dポイント獲得においては「こえたらリボ+臨時の増額払い」で利息をほとんど払わずにブーストをかけることができます。
これについては美味しい反面、ブーストかけ忘れると損失をくらうため、ここでは割愛します。興味のある方は調べてみてください。
言いにくいことはあえて太文字を使わずにスルーさせる手段w
次章からは具体的にどれくらい年会費の元が取りやすいのかを計算します。
ちなみに、ノーマルカードとdカード GOLDの細かな違いはドコモのサイトが一番分かりやすいと思いますので、以下にリンクを記載します。
ドコモ利用額10%ポイント還元について
dカード GOLDの特典として、以下の利用額に対して1,000円につき100ポイントのdポイント還元が受けられます。
- ドコモのケータイ利用額(端末代金などの例外あり)
- ドコモ光
ドコモ光は契約しているかしていないかの違いなので、ここではドコモのケータイ利用額がポイント還元にどれだけ影響するのかを試算しました。
最低獲得ポイントを算出するために、以下の条件を入れています。
【ポイント試算の条件】
- 1人あたりの利用額で計算(dカード GOLDの家族カードは考慮しない)
- dカードお支払い割 or 2年定期契約利用
- ドコモ光セット割利用
- みんなドコモ割(3回線以上)
- 音声オプションなし、通話ゼロ
- その他割引オプション、追加オプションなし
本来はこれらの前提は利用料金が安くなるメリットで挙げられますが、ポイント獲得という意味では厳しい条件になっています。
利用プラン | ドコモ利用額 (税込) | dカード GOLDで追加される ポイント還元額[※] (年間) |
---|---|---|
5Gギガホ プレミア (3GB〜) | 4,928円 | 360ポイント (4,320ポイント) |
5Gギガホ プレミア (〜3GB) | 3,278円 | 270ポイント (3,240ポイント) |
5Gギガホ | 6,028円 | 540ポイント (6,480ポイント) |
5Gギガライト (5GB〜) | 4,378円 | 360ポイント (4,320ポイント) |
5Gギガライト (3GB〜5GB) | 3,278円 | 270ポイント (3,240ポイント) |
5Gギガライト (1GB〜3GB) | 2,728円 | 180ポイント (2,160ポイント) |
5Gギガライト (〜1GB) | 2,178円 | 180ポイント (2,160ポイント) |
ギガホ | 5,478円 | 450ポイント (5,400ポイント) |
ギガホ プレミア (〜3GB) | 3,168円 | 270ポイント (3,240ポイント) |
ギガホ プレミア (3GB〜) | 4,818円 | 360ポイント (4,320ポイント) |
ギガライト (5GB〜) | 4,378円 | 360ポイント (4,320ポイント) |
ギガライト (3GB〜5GB) | 3,278円 | 270ポイント (3,240ポイント) |
ギガライト (1GB〜3GB) | 2,728円 | 180ポイント (2,160ポイント) |
ギガライト (〜1GB) | 2,178円 | 180ポイント (2,160ポイント) |
ahamo | 2,980円 | 多分ポイントつかない |
(5G含)ギガホ:2021年3月31日より新規受付終了、(5G含)ギガホ プレミア:2021年4月1日より新規受付開始
本表は独自に計算したものになります。実際と異なる可能性がありますのでご了承ください。(特に今後サービス開始になるプランについては内容が変更される可能性もあります)
dカード GOLD年間ご利用額特典について
dカード GOLDによる支払いが年間税込100万円を超えると、翌年の6月中旬頃にご利用額特典として以下が利用できるクーポンが発行されます。
- ケータイ購入
- d○○系サービス(d fashion, d トラベル, dショッピング, dデリバリー, dミールキット)
- メルカリ
● 年間利用額100万円:11,000円相当のクーポン
● 年間利用額200万円:22,000円相当のクーポン
1回のクーポン利用額はサービスによって異なりますので注意してください。
dデリバリーは2021年2月15日をもって年間ご利用特典のクーポン利用が終了します。
dデリバリーそのものも2021年5月1日をもって注文を終了し、6月末にサービスそのものが終了します。
ドコモでスマホを購入している人にはケータイ購入額が割引になるクーポンはありがたいですね。
メルカリクーポンは昨年から追加されました。メルカリとdポイント(dカード)の連携も進んでおり、メルカリユーザーは嬉しいところです。
自分はメルカリでモノを購入することが時々あるため、メルカリクーポンと交換する予定です。
dポイントスーパー還元プログラムについて
dポイントスーパー還元プログラムにdカード GOLD限定の還元条件があり、dカード GOLD利用額の1%がポイント還元されます。
えっ、いいじゃん。楽天ゴールドカードは2%還元されたけど、2021年4月から消滅しちゃうし。
還元上限が最大150ポイント(15,000円の利用)なので、毎月ペットボトル1本分の得しかなりません・・・。
マックス家の場合はどうか?(ドコモ経済圏と楽天経済圏の二刀流)
マックス家の場合は、普段の支払いにはdカードを使用しており、すぐに買う必要もないものは買い物リストに書きためて楽天お買い物マラソンで還元率を最大化させる方法を採用しています。
ライト楽天経済圏という考え方:ドコモ経済圏と併用して高ポイント獲得
2020年度の年間支払い金額に対応して、2021年にdカード GOLDとして獲得できるポイント予測は下記になります。
項目 | 利用額 | 年間獲得ポイント・クーポン |
---|---|---|
① ドコモのケータイ 「ドコモ光」ご利用料金 | 月額7,428円[※] | 6,480ポイント |
② dカード GOLD 年間利用額 | 年額1,621,233円 | 11,000円相当 |
③ dポイントスーパー 還元プログラム | 月額15,000円 | 1,800ポイント |
合計獲得ポイント | 19,280円相当 |
ということで、マックス家の場合は年会費11,000円を支払っても8,280円お釣りが来るため、引き続きdカード GOLDを契約するということになります。
まとめ:今後は年間利用額特典にフォーカスを当ててみよう
上のマックス家の場合を見ても、年間利用額特典がなければdカード GOLDを契約する意味がなくなります。
言い換えると、ドコモのケータイ利用料が下がることによってどんどんdカード GOLDの旨味がなくなっていきます。
利用額が下がるのはユーザーにとって嬉しい反面、還元額が下がることに注意が必要です。これからも注視していきたいと思います。
楽天ゴールドカードにとっての「SPUマイナス2倍」は、dカードGOLDであれば、年間利用額特典が改悪なのではないかと密かに思っています。
d○○サービスの利用クーポンをゲットしても、既にサービスが終了してしまったら元も子もないですからね。
dデリバリーも終了するし、あながちありえる話・・・。
楽天経済圏とドコモ経済圏の二刀流を実践している人の魂の叫びですね。