サラリーマンの税金対策:簡単にできる節税をやってみた
税金は源泉徴収で取られているから、よくわからないわぁ〜。節税なんてサラリーマンには無縁でしょ。
という考えは自分にもありました。
確かに源泉徴収で保険料控除や扶養控除とかは自動計算されるので、そこに自分で介入して節税できる余地は無いものかと思っていました。
- 源泉徴収で毎月取られている税金を何とかしたいサラリーマンの方
- 簡単にできる節税を知りたい方
今回、自分が実施している節税を書きました。そんなに大きなものではないですが、誰でもできることが大きいです。
節税1:ふるさと納税
ふるさと納税は一言で言うと「年間2,000円の参加費で各地の名産を実質無料で手に入れる」制度です。
自分の地域に納めている住民税を特定の地域に振り替えることにより、その地域から「返礼品」と呼ばれる御礼がもらえます。
ただし、いろいろ注意点がありますので、まずそこを挙げます。
- 基本的には住民税の振り替えなので、収入や家族構成などに応じてふるさと納税の上限金額が存在します。
- 確定申告orワンストップ特例制度による申請が必要です。
- ワンストップ特例制度は申請しても注意しないと無効化されてしまいます(後述する医療費控除参照)
ちょっと面倒なところはありますが、実質2,000円でゲットできるものは大きいです。
しかも、楽天ふるさと納税で行うとポイントが貯まる上にお買い物マラソン(買い回り)においても1つの自治体を1つのお店としてカウントしてくれまず。
参考までに今年2020年に自分がふるさと納税でゲットしたものを挙げます。
ゲット1:茹で松葉ガニ900g級(京都府京丹後市)
冷凍されたカニが丸ごと1匹送られてきます。もともとは、
以前、京丹後市で食べたカニがすごい美味しかった♪
ということで注文したのですが、カニ味噌にやられてしまいました。
身もそうなんですけど、カニ味噌と合わせて食べると昇天します。
ああ・・・・、うますぎる・・・。
丸ごと1匹を隅から隅まで堪能しました。これでもほぼタダであるところが素晴らしい!
ゲット2:オホーツク産ホタテ(北海道紋別市)
冷凍のホタテが沢山袋に入って届きます。
何よりも身が大きい!。バターソテーにしたらたまりません。
うちの場合はアスパラガスと合わせてソテーにするのが定番になっており、鍋に入れても最後の雑炊でいい出汁を提供してくれるんですよ。
私はホタテが大好きで、お寿司やさんに行っても必ずホタテを注文してしまいます❤️。
3人家族であれば4、5回に分けて楽しめることができます。
ゲット3:サッポロクラシック(北海道恵庭市)
快速エアポートに乗った人ならお馴染みの恵庭市。
サッポロクラシックがとにかく夫婦でお気に入り。
ビールのコクをもちつつ、そこまで重く感じないところがポイントです。
その昔、自分が父のお土産のためにサッポロのビール工場直営ショップから持って帰ってきたことを思い出してしまします。
ただし、こちらは楽天ふるさと納税では注文できず、さとふるになります。
【2020年12月追記】楽天ふるさと納税でも購入できるようになりました!!
自分は楽天ふるさと納税とさとふるの両方を利用していますが、どちらも注文から発送が早く、楽天ふるさと納税に至っては楽天ポイントもつくという素晴らしさ。
ゲット4:もつ鍋セット(福岡県飯塚市)
寒い季節になってくると、食べたくなるもつ鍋。
こちらは少し大きめの箱にもつ鍋の具材、麺、調味料、スープなどがセットになって冷凍で送られてきます。
あとは好きな野菜(やっぱりキャベツ)を入れて楽しみます。本場のもつ鍋を味わえるのは素晴らしい!
結構得られるものは大きいですよね。確定申告かワンストップ特例制度による申請が必要ですが、ワンストップ特例制度の申請書で書くことはほとんどないです。(納付先毎に申請書を送らないといけないのが少し面倒ですが)
節税2:つみたてNISA
資産運用を実施する上で、節税効果を発揮するのがNISA制度。
普通の証券口座ではなく、NISA口座で株式や投資信託などの取引を行うことによって、配当金や分配金、売却益などにかかる約20%の税金がかからなくなります。
例えば、以下のような投資信託で利益が出ていたとします。
これ、このまま売却して得た利益は普通の口座(課税口座)だと約20%に相当する1,734円が税金で取られてしまうのですが、NISA口座の場合には課税されません。
NISA口座は「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3つがありますが、非課税の期間が一般NISAでは5年に対してつみたてNISAでは20年もありますので、長期で運用するのであればつみたてNISAが適しています。
同じような制度にiDeCoがあるのですが、自分の所属している会社ではマッチング拠出があるため、できないみたいです。。。
ただ、iDeCoの法改正によって今後は可能になるかもしれません。
米国ETF/NISA口座はSBI証券を利用しています。米国株の定期自動買い付けができるので、まとめて放ったらかし積立投資ができます。
節税3:医療費控除
1月から12月までの1年の間にかかった医療費(治療にかかった費用、人間ドッグなど検査は除く)の合計が10万円を超えると超えた分の税金が控除となって超えた分の所得税率分が戻ってきます。
また、10万円を超えなくても年間12,000円以上の医薬品購入に対しても超えた分に対しては控除になる可能性が高いです。(これはセルフメディケーション税制といって医療費控除とはどちらか選択して申請することになります)
この辺りの詳細は厚生労働省のページに譲ることにして、ポイントがあります。
- 医療費の合計額は家族全体合算してOK
- 医療費控除もしくはセルフメディケーション税制の申告を実施するためには確定申告が必要
- 確定申告をすると、ふるさと納税のワンストップ特例制度が帳消しになる
- レシートの保管が必要なため、日々のレシート管理が重要
医療費控除を受けるためには「今年いくら医療費がかかっているか」を知る必要があります。そのためには、あらかじめ病院に行った時の領収書や薬を買った時のレシートを保管する場所を家族で決めておくと便利です。
10万円を超えるかどうかはわかりませんが、あるタイミングで医療費が想定以上にかかった場合に備えて保管場所だけでも決めておくと後から困りません。
9/5に一旦集計して58,916円ですが、それ以後でも医療費はかかっていますし、会社で処方を受けたりすると医療費が給料天引きされていることもありますので、領収書をもらいましょう。
(自分の会社では年末に申請すればまとめて会社から領収書がもらえるとのことです)
今年は特に歯科治療にお金がかかっているんです・・・
歯が痛いよぉ〜(泣)
(虫歯な上に、永久歯が生えていて乳歯が取れそう)
そして、注意しなければならないのが、確定申告をするとふるさと納税のワンストップ特例制度申請が帳消しになってしまうこと。
確定申告時にあわせてふるさと納税の申請情報を書かないと、後から控除される税金が控除されず、結果的に超割高で特産品を買ってしまうことになります。
まとめ:サラリーマンでできる節税は限られている。だからこそやるべき。
サラリーマンではなく、起業や副業をしている人にとっては経費としての控除を受けることができますが、サラリーマンはノーガードで税金が天引きされてしまいます。
そのためにも、できる節税はやった方がいいというのが今回の結論です。以下にまとめました。
- ふるさと納税:上限額に気をつけながら注文→確定申告orワンストップ特例制度申請
- つみたてNISA:証券口座(NISA口座)を開いて投資信託を購入 ※元本割れ(損する)可能性あり
- 医療費控除:領収書を取っておいて10万円超えたら確定申告 ※ワンストップ特例制度が帳消しになるので注意
本当は事業所得(副業)を得ることによって、青色申告控除や経費による控除を受ける話もありますが、まだ自分がそこまで行けていないので、書ける時になったら書きます。