子供の行動力を育てる子育て術:「やらない」を「やる」に変える方法
食事、着替え、お風呂、お片付け、日常生活の中で子供がやらなければならないことを、なかなかやってくれないこと多いですよね。
うちの子もそうでした。
その中で自分が思って実践している子供が「やらない」を「やる」に変える子育ての考え方をご紹介します。
恐らく世間のお父さん・お母さんや保育士さんのような育児を職業としている方には当たり前すぎて育児書にするほどではない内容かもしれません。
それくらい基本的なものになります。
「うちの子もそうでした」というより今もそうですが・・・
この動画見終わったらお風呂いくーーっ!
- 5歳くらいまでの子供がいるお父さん・お母さん(特にお父さん)
- これから子育てを始めるプレパパ・プレママさん
まだ子供が小さいと言葉で意思疎通ができないので、これからの内容は早いかもしれませんが、今後の参考になること請け合いです!
子供の「やらない」をどう「やる」にするか?
そもそも、子供は何故やるべきことをやらないのでしょうか?
その理由は子供の立場を考えてみると分かります。
「自分は子供ではないから、子供の立場は分からない」と考えるかもしれませんが、子供の立場にならなくて、自分自身のこととして考えてみればよいでしょう。
例えばこのような理由が挙げられるのではないでしょうか?
何故やらないの?
- 面倒だから
- やり方が分からないから
- できない理由があるから
これらの理由をみると、やらない人は決してだらしないダメな人なのではなく、やらない状況に陥っていることがわかります。
子供も例外ではありません。
私は、これらのやりたくない考えに対してやるように背中を押すことによって、「やるに変わる」と考えます。
では、具体的にどうしたらよいのでしょうか?
子供の行動力を育てる子育て術4選
本章では、自分が実践している具体的な「やるに変える」方法を4つお伝えします。
親が即行動する
王道中の王道ですが、まず親が手本を見せることです。
親がやらなければならないことをやらないのであれば、子供もやる訳がありません。
子供がやろうとしている瞬間が少しでもあるのであれば、親は全ての作業に優先して子供の相手をすべきです。
そこで親がだらだらしてしまうと、せっかくの子供の「やる気」の炎が消えてしまいます。
例えば、
ゆうちゃん、パパちゃんとお風呂行く?
・・・・・・・いく。
と聞いた瞬間、すでに自分は全裸になっています!!(ドヤ顔)
ここはドヤ顔でびっくりマークを入れて主張することではない。
お願いは具体的にする
まだまだ物事がよく分からない子供に「曖昧なお願い」は禁物です。
できる限り具体的にお願いしたいことを伝えるべきです。
例えば、子供が遊んでおもちゃを散らかしていた場合、
ゆうちゃん、おもちゃ片付けてね!
と言いがちなのですが、「片付ける」という表現が具体的ではありません。
この場合は、あらかじめ、おもちゃ箱を用意して、
ゆうちゃん、ご飯の前までにおもちゃをこの箱に入れてね!
と伝えることによって、子供は自分がとるべき行動が具体的に分かるため、行動に移せます。
個人的には「いい子にしてね」という言葉が抽象的な表現の代表格なのかな・・・と。
「おやつあげるから、いい子にしてね」と言われても、何をもって「いい子でいること」なのか分からないまま、子供に「うん」と言わせているように見えるのです・・・。
なので、自分の場合はあまり「いい子でいる」という表現を使わないようにしています。
○○を残さず食べる、食事の時間になったら遊ぶのをやめる等に置き換えます。
「できない」を「できる」にする
「・・・してはいけません」や「・・・やめなさい」と子供にいうこと多いですよね。
当然、本人の安全や将来のために言うことは親の役目だと思います。
ただ、子供がやりたいと思っていたことは興味(=将来なりたい姿の種)になっていることも多く、その興味を端から端までつぶすよりも、「なんとかしてできる方法を考える」のも親の役割だと思います。
自分もこれまで反省点がありました。
子供と一緒にYouTubeごっことしてスマホで動画撮影していた時のこと。
普通に動画撮撮影していたのはいいのですが、あろうことか、
撮った動画をYouTubeで観たい!
と言ったんです。
それでも、動画には自分もゆうちゃんも顔写ってるし、部屋が思いっきり散らかっているしで、どう考えてもYouTubeの自分のチャンネル(今後使うと思って作ったものの、昔のメダルゲーム動画1本しかあげていないw)に載せられてないので、
だめだよ、顔写ってるし、これ全世界で観られるようになって、一度公開したら「やっぱりやめた」はできないんだよ!
と強く言ってしまいました・・・。
それでも、よく考えれば、顔は編集で隠せばいいし、非公開動画にしなければ自分たちにしか観ることできなくなるし、いくらでもゆうちゃんの要望に対応できたな・・・と反省しました。
子供の問いかけに全部反応する
「子供のやらないをやるにする方法」とは少し趣旨が違うのですが、子供が親に話しかけている場合、それを無視したり、反応しなかったりするのはかなりNGだと思っています。
理由は、「子供が親の話しかけを無視するようになるから」です。
子供を無視することなんてしないよ!
と思うのですが、トイレ等で一時的に子供から少し離れていて、子供の話をたまたま聞けなかった場合があったり、気づかないうちに無視していることもあるのです。そんな場合に備えて、子供の話がいつでも聞ける工夫はするべきです。
- 別の部屋にいるのであれば、子供の声が聞こえるようにドアを閉めない
- 「何か話しかけている?」と感じた時には「何か言った?」と聞く
といったことを意識するだけでもOKだと思います。
内容によって親ができる反応は様々ですが、重要なのは子供が投げた球は取りこぼさず拾うことです。
まぁ、大人でも呼びかけに反応しなかったら寂しくなりますからね。
まとめ:結局大人も子供も同じ
前章で挙げた「子供のやらないをやる」に変える方法をまとめます。
- 親が即行動する
- お願いは具体的にする
- 「できない」を「できる」にする
- 子供の問いかけに全部反応する
こうやって挙げてみると、ふと思うことが・・・
あれっ?、これって子供関係なくない!?
そうなんです。子供も大人も同じ人間であることには変わらず、相手に何かをしてもらう場合にも通じる話ばかりでしたw
- まず、自分からアクションする
- お願いしたいことは具体的に伝える
- できることをお願いする
- 質問などには漏れなく回答する
例えば、仕事において後輩や委託先に作業をお願いする場合も同じことが言えますね。
いろいろ話はありますが、コミュニケーションの本質は普遍的で同じなのではないかと思った事項でした。
最後にオススメ参考書籍の紹介です。
カリスマ保育士てぃ先生のプロの技がいっぱい。
今回お伝えした「やらない」を「やる」に変える方法の中にある「お願いは具体的にする」について沢山のパターンで具体例を紹介しています。
着替えをする、靴をそろえる、片付けをする・・・など、具体的なお願いの中にも子供がワクワクする要素も詰まっていてさすがカリスマ保育士さんだなぁ〜と感じました!