自宅の光回線が時々遅くなる・切れる場合に試して欲しいこと:IPv6乗り換えは無料
この記事は自宅の光回線で以下の状態になる時に試して欲しいことを書いています。
- 時々インターネットとの接続が遅くなる
- 数分〜数十分ほどインターネットが繋がらなくなる場合が存在する
自分の家の光回線もそうでした。
今回お伝えすることを試したところ快適にインターネットが使えるようになりましたので情報共有です。
試して欲しいこと:IPv6(IPoE)に乗り換える
試して欲しいことを一言でいうと「光回線の接続方式をIPv6(IPoE)に乗り換えるです」
うん。これだけ見ると意味不明で、離脱する人いるね・・・。
ちょ、ちょっと待ってください!
手続きはネット上で完結しますし、工事も発生しません。
タイトルにも書いてある通り、ほとんどの光回線の提供会社はIPv6乗り換えは無料です。
IPv6にするデメリットも無いですし、試す価値は十分にあります!!
IPv6とはIPアドレス(インターネットに接続する各機器の住所を表す数字の羅列)の新しい表現方式になります。
これまでのIPv4の表現形式で表せられるパターン数が約43億パターンであったのが、340澗パターン(澗=10の36乗)まで表現できる新しい形式なのです。
そのため、IPv6に乗り換えて早くなるというよりも、実際にはIPoE(IP over Ethernet)接続に乗り換えることで早くなる。IPoE接続を利用するのであればIPv6サービスを申し込む必要があるという流れになります。
IPoE接続とはこれまでのPPPoE接続よりも通信が混雑することが少なく、快適にアクセスができる通信経路を使用することになります。
技術的な話は別のサイトに譲るとしてw、今回は実際にIPv6(IPoE)環境にするために必要な手順を説明します。
今接続されている回線でIPv6対応できているかについても確認サイトが多数ありますので、必要に応じて確認してみてください。
実際の申請・設定方法(@niftyの場合)
自分の環境は@nifty with ドコモ光とバッファローのWXR-2533DHP2ルータを使用した場合になります。
その手順を記載しますが、恐らく他のプロバイダーも同様の申し込み方法と考えられます。
IPv6接続サービスの申し込みを実施する
この場合は、@niftyが提供するIPv6接続オプション(v6プラス)の申し込みを行うことで、IPv6への乗り換えが可能になります。
必要事項を入力すると、メールにて開通のお知らせが届きます。
自分の場合は申し込んで、次の日に開通のメールが届きました。
ルータの設定からIPoE接続に変更する
ただし、これで終わりではありません。これはあくまでもIPv6によるインターネット接続が可能となっただけで、IPoE接続になっているとは限りません。
IPoE接続の設定はルータで行います。
バッファローのWXR-2533DHP2の場合は、機器に付いているAUTO/MANUALスイッチをMANUALにし、モードスイッチをROUTERにします。
その後、ルータの設定画面から(「https://[ルーターのIPアドレス]」から入れる)「IPアドレス取得方法」の「v6プラスを使用する」を選択して保存し、ルータを再起動します。
これで、快適にインターネットが利用できるようになる「はず」です。
まとめ:以前から光回線を使用している環境では特に検討の余地あり
この手順を実施したところ、以前起きていた「時々接続が遅くなる」や「時々接続が切れる」といったことがなくなり、快適に通信ができます。
妻も、
私のスマホもWi-fi接続で遅延や接続切れが起きていたけど、今は大丈夫♪
と複数の端末で発生してた現象も同時に解消です。
特に以前から光通信の契約をしている回線については、未だにIPv4でのPPPoEという古い接続方式を使用しているところも多いです。
少しでも通信環境に不満のある家庭ではIPv6(IPoE接続)への切り替えにトライしてみる価値はあると思います。
実は実家の回線も通信環境が同じかそれ以上に悪くて、もしかしたら同じことをすれば解消されるのではないかと思っています。
最後に書いてしまいますが、この手順が実施できるのは、
- IPv6接続サービスが利用できるプロバイダー
- IPoE接続が実施できるルーター
の両方が必要ですので、事前にプロバイダーとルータの確認をお願いします。
まずは実家に帰って確認だね。